【謎】かすかべシティの考察【闇】

突然ですが、皆さんは去年ごろからネットの一部界隈で流行しているスマホゲーム、

クレヨンしんちゃん 一致団ケツ!かすかべシティ大開発」を知っていますか?

 

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突如かすかべが謎の光に包まれ、野原家以外の建物が消えてしまうという衝撃的な展開から始まるこのゲーム。このゲームではプレイヤーはしんのすけとなり、時には作物を植え、時には怪獣からシティを守りながら復興を支援し、自分好みのかすかべシティ作りを楽しむことができます。

 

一見、この「かすかべが荒廃する」という物語の始まり方は、「自分だけのかすかべシティを創る」というコンセプトを形にするための単なる舞台装置であるように見えますよね。

 

ただ、このゲームも「クレヨンしんちゃん世界の史実」であると考えたら疑問が浮かびませんか?

 

クレヨンしんちゃんの世界はいわゆる「サザエさん時空」であり、作中の時間経過の考察は無意味に思えますが、作中で登場した人物や出来事は史実の中に存在しています。

たとえば、しんのすけがブリブリ王国を訪れたのも、トッペマと出会ったことも、サキが転校してきたことも、時系列の並びは不明ですが彼が5歳の時に全て起きています。

当然ですが、これは映画の中でメインキャラクターが命を落とさず、野原邸や幼稚園といった物語の中心施設が最終的に元通りになり、話の辻褄合わせが出来るためです。

 

 

しかし、このゲームの世界(以下:復興世界)もクレしんの史実の一部として存在していた場合、すべて元通りで終わる映画とは異なり、どうしてもその後の展開に影響を及ぼす点があります。

 

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参考までに、これは「オススメのまち」で私が見た他プレイヤーの町の一例です。

この方に限らず、私自身、そしてこのゲームをやる全プレイヤーに共通しているといっても良いことが一つあります。それは…

 

誰一人として、しんちゃんたちが住んでいた町を元通りにしようとしていない

 

ということです。

 

もし復興世界が史実であれば、復興完了後の町の景観は本来のかすかべとは大きく異なるため、アニメの描写に明らかに矛盾が生じてしまいます。

 

 

では、このゲームはいわゆる「夢オチ」や「パラレルワールド」なのか?

私の考えでは違います。

実はこのゲーム、史実であっても後の展開と辻褄が合うのです。

 

その鍵を握るのが劇場版クレしん第3作目「クレヨンしんちゃん雲黒斎の野望」です。

 

≪以下ネタバレ注意≫

 

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不時着したタイムパトロールに協力を要請され、戦国時代へと飛ばされた野原一家は剣士である吹雪丸と共に雲黒斎一味と対決する、というのがこの作品のストーリー。

この作品の終盤、雲黒斎の正体であり、戦国時代を改変して日本を自分好みにリデザインしようと企んでいた30世紀の時空犯罪者「ヒエール・ジョコマン」しんのすけは倒すのですが…

 

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倒したはずの戦国時代で彼は死を逃れ、逃げ延びた先で再び歴史の改変を行っていました。

その結果、戦国時代から帰ってきた野原一家は改変の影響を受けた現代のかすかべを目の当たりにします。

 

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ヒエールによって好き勝手にデザインされ、施設の配置から外観まで全てが変わってしまったかすかべ。

 

この町の状況、プレイヤーによって変えられた復興世界のかすかべシティと状況が似ていますよね。

 

ここで、このゲームの正式タイトルを思い出してください。

 

クレヨンしんちゃん 一致団ケツ!かすかべシティ大開発」

 

実はタイトル通り、このゲームはかすかべを復興するのが目的ではなく、あくまで開発をすることが目的なのです。

 

「雲黒斎の野望」で野原一家が戦国時代に行っている間、ヒエールの改変の影響を受けた過去の野原一家(奇妙なかすかべで暮らしてきたはずの野原一家)はどうなっていたのか示されていません。

 

もしかすると、このゲームは「改変を受けた過去の野原一家が、かすかべをヒエール好みに構築させられている過程」を描いたゲームなのではないでしょうか。

 

 

そして、このゲームで最初に野原一家にかすかべの開発をするように指示した人物は…

 

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アクション仮面です。

 

ヒエールが野原一家からの信頼が厚いアクション仮面に変装すれば、野原一家も怪しまずに頼みごとを快諾しますよね。

また、ヒエールは中世日本に特に興味を持つ歴史マニアであり、サトウキビから砂糖を作るプロセスなど、原材料から製品を作ることに造詣が深くても不思議ではありません。

 

「復興世界でアクションカードを貰うために見せられるCMは、しんのすけたちにとっては雲黒斎の作中でTVに流れていたサブリミナル映像なのではないか?」などの考察もありますが、復興世界のアクション仮面の正体がヒエールである可能性を提示したところでひとまず記事を終えたいと思います。

 

 

――——信じるか信じないかは、あなた次第です。